【独学・予備校】医学部合格に必要な勉強時間とは
医学部受験のための勉強は、予備校に通って行う方法と独学とに分けることができます。それぞれのメリット・デメリットを、主に勉強時間に焦点を当てて解説していきます。
独学のメリット・デメリット
あまり多くはないはずですが、独学で医学部受験を目指す人もいます。
独学のメリットは、
- 自分のペースで勉強に励むことができる
- 気分や調子に合わせて場所や環境を変えて勉強することができる
- 予備校などに通う費用がかからないので経済的
などです。やはり経済的なメリットが最も大きいと考えられます。時間も自分で調整できるため、確保しやすい点メリットでしょう。
独学はデメリットが非常に大きいので要注意です。
- 監視がいないため、サボりやすくなる
- 効率よく学習を進められない可能性が高い
- ライバルや講師がいないため、モチベーションの維持が困難
- わからないところの解決が難しい、もしくは解決に時間がかかる
- 医学部受験に関する情報の取得が遅くなり、さらには情報量が少なく質が低い
- 受験に向けたスケジュール調整が難しい
独学のデメリットを端的に表現すると、受験に失敗するリスクが高まるという点にあります。
勉強時間に関してですが、最低でも1日5〜6時間程度は必要になってくるでしょう。ただし、デメリットを見てもわかるように、余計な作業等に時間が取れられるリスクもあります。
また、独学の場合は学習の質が落ちてしまうことが多く、時間だけを伸ばしても非効率的で学力がなかなか上がらない可能性が高いです。
予備校のメリット・デメリット
医学部予備校に通うと、独学とは異なったメリット・デメリットを感じることができます。まずはデメリットをまとめてみましょう。
- 独学と比べて学費や受講料などの費用がかかる
- 通う場合には通学時間を無駄に感じることがある
予備校に通うことのデメリットはこのあたりです。通いの場合には少し無駄な時間ができてしまいそうです。
続いては、予備校に通うメリットです。
- 自分の実力が客観的に判断でき、勉強すべき箇所を明確にすることができる
- 医学部受験に特化した勉強ができるため、効率良く学ぶことができる
- 志望校等の出題傾向が把握でき、無駄のない学習ができる
- 周囲に仲間やライバルなどがいるのでモチベーションの維持がしやすい
- 自習室や寮など勉強に集中できる環境が整えられている
- 問題解決等が素早く行えるため、時間や労力も有効に使うことができる
- 医学部受験に関する情報を獲得・把握しやすい
- 計画的な学習が行えるため、準備万端な状態で受験に臨める
費用はある程度かかるものの、予備校に通うことにはそれ以上のメリットがあります。
予備校の場合、効率的に勉強できるので、1日4〜5時間程度の勉強時間でも十分に学力を伸ばしていくことが可能です。
Dr.フクロウ
【学年別】医学部合格に必要な勉強時間
高校一年生から高校三年生、そして浪人生に分けて、それぞれ医学部合格に必要な勉強時間を考えてみましょう。
高校一年生
高校一年生は学校で基礎を学ぶことが何よりも重要です。それ以外の勉強時間は、1日2〜3時間で十分です。休日も3時間程度勉強することで、学力を伸ばしていくことができます。
高校二年生
高校二年生も、生活の仕方や勉強時間に関しては高校一年生とさほど差をつける必要はありません。1日2〜3時間、学校の勉強とは別に机に向かえば問題ないでしょう。
休日の勉強時間を4〜5時間程度に伸ばすと、より学力を高めていくことができます。
高校三年生
部活を引退するまでは1日2〜3時間で構いません。本格的に受験勉強に取り掛かる時期からは、1日5時間前後の勉強が必要になってきます。
休日は6〜8時間程度の勉強を欠かさず行いましょう。追い込み時期は10時間前後勉強すると効果的です。
浪人生
浪人生は予備校での学習も含め、1日7〜8時間程度の勉強はマストです。レベルによっては1日10時間は勉強しないと、次の受験も失敗してしまいます。できる限り多くの勉強時間を確保しましょう。
【勉強期間別】医学部受験合格スケジュール例医学部勉強時間まとめ
- 独学は経済面でのメリットは大きいものの、効率やモチベーション維持の点でデメリットが大きい
- 予備校は費用こそかかるが、それ以上のメリットがあり医学部合格へと近づくことができる
- 1日4〜5時間予備校で学ぶことは、独学で1日5〜6時間学ぶよりも効率的である可能性が高い
- 高校一年生や高校二年生は学校での勉強に加えて1日2〜3時間程度の勉強でも十分である
- 高校三年生は1日5時間以上、休日は6〜8時間程度の勉強時間が必要
- 浪人生は1日7〜8時間、確実に医学部に合格するためには1日10時間程度の勉強が欠かせない
おすすめの予備校に関しては下の記事にてご紹介していますので、あわせて読んでください。
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